2013年の秋、実家のマンションの駐車場に現れた生後3〜4ヶ月くらいの、かわいい子猫でした。

白猫のママと一緒に隣の縄張りからやってきたようで、マンションのベランダでいろんな家から餌をもらったり名前が付いたりしていました。子どもたちがお菓子をあげようとしていたこともあります。茶トラなので懐っこいのです。

隣の家の人が特に餌やりをしていたので、隣りに居着いていたのですが、隣の人は週末になると実家に帰るので、週末には猫たちの餌がなかったのです。

そうすると私の家にも来るので、母が時々餌をあげていたようです。

子猫がベランダにもルーティンで夕方来るようになりました。

窓に体当たりしたり網戸によじ登り自分が来たのを知らせたりするようになりました。

家の前で虫を追いかけて遊んだり、風で飛んでいるレジ袋を駐車場で全速力で走って追いかけたり、他の猫たちと3匹で自転車置き場の屋根で月を眺めたり、木登りをしたり、近くの畑で親子で遊んでいたり、よく見かけるようになりました。

冬は、母がダンボールで小屋を作り、そこに入って寝るようになりました。とても寒い冬でした。

猫よけに、唐辛子を吊るしたり、水を入れたペットボトルを置いたりも、母がしていましたが、小屋があるので、普通に避けて入ってきます。小屋で仲間の猫もときどき寝ていました。

走って勢い余ってずっこけたり、家の前でゴロンゴロン寝そべって自転車に轢かれそうになり、自転車が避けて助かったこともあり、自然と飼うことになりました。

猫の本を読んで決意しました。ある意味運命的な出会いだった気がします。それまで猫を飼う気なんて全くなかったので。

その時、ちょうど私は婚活をしていたのですが、その時に見合いしたお相手が2人同時進行だったらしく、すぐに交際したいと言ってきた方に決めようと思っていたようで、(そう説明されたのですが)私はもう少しメッセージ交換してから、とお返事したので、おそらく必死さが足りないからか、切り捨てられました。話は面白かったんだけど、確かに、猫のことばかりその時は考えていたかも。飼い猫のほうが勝っていたわけです。

茶トラはビビりで社交的で、でもオスなので普通に縄張り意識もあり、甘えん坊だし、ちょっとおっちょこちょいだったりして、人間が放っておけなくなるようなかわいさあります。

しかも、すぐに大きくなり、その大きくなったのに甘える姿もまたかわいい。

それから11年ずっと一緒に暮らしたのでした。猫はもう家族の一員なんですね。今も、私のところに来てくれてありがとうといつも思っています。不思議でかけがえのない日々でした。きっと何かの縁ですね。

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